ビルメンの夜は怖い?

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小学生の頃、学校に忘れ物をして取りに行った経験はありますか?

日が暮れた時間帯の学校に行き、誰もいないクラスに入り、自分の席から忘れ物を回収する。

子供の時分には恐怖体験だったと思います。

その時いつも思っていたのが、学校の管理人さんは怖くないのかな? っということでした。

まさに今の自分も、その管理人のような仕事をしているわけですけどね 笑

今回は、そんな子供の頃に感じていた疑問に自ら答えたいと思います。

目次

意外と怖い夜の現場

結論から言うと、夜の現場はけっこう怖いです。

自分自身がビビりということもありますが、人がいなくなって静まり返った館内はやはり怖い。

では具体的にどんな時に怖いと感じたのか紹介します。

誰もいないはずのフロアで水の音

ビルメン業務の点検項目の一つとしてフロア点検があります。

各階のフロアを巡回しながら点検していくというものです。

もちろん未入居フロアも点検範囲に含まれるのですが、たまに誰もいないはずのフロアのトイレから流水音が聞こえるときがあるのです。

原因は自動洗浄機能が作動しただけということが多いのですが、たまに人がいたりする時があるので怖いというよりビックリします。

誰もいないフロアに別階のテナントがトイレ使用目的で勝手に入室して使用する。

誰もがトイレは落ち着いたところで済ませたいとは思いますが、心臓に悪いので止めてもらいたい。

意外と怖いポンプ室

ビルメンにとってポンプ室は毎日点検をおこなう場所です。

しかし夜の時間帯のポンプ室は不気味な雰囲気を感じてしまいます。

現場にもよりますが、僕が働いている現場のポンプ室は広いです。

照明が消えている廊下に誰もいないフロア。だだっ広いポンプ室にはポンプの音だけが響き渡っている。

ビビりの僕はそれだけで何か嫌な感覚に襲われます。

昔観たテレビで、水回りには霊が集まりやすいという言葉を年甲斐もなく信じていることが原因なのでしょうか 汗

夜間のトラブル

夜間は当直者しかいない時間帯。

現場の規模にもりますが、大きな現場でも当直者は3,4名ていど。

そのため、夜間のトラブルは一人で対応することが多くなります。

夜間のトラブルで怖いと感じたのが、高架水槽の満水警報です。

高層ビルなどの水道水はポンプで一旦屋上にある水槽まで汲み上げて、そこから重力を利用して各階に給水する方式が多いです。

この高架水槽で不具合が発生すると現場に直接行って確認をしなくてはいけません。

深夜に発生すると最悪です。

まず、屋上まで行くのがすでに怖いです。

真っ暗な館内でライトをつけながら目的地に向かいます。

屋上はもちろん照明なんてありません。

深夜に一人でいる屋上って怖くないですか?

僕はものすごく怖かったですよ。

おわりに

常に人がいる環境で仕事ができれば怖い気持ちも薄れます。

そのため、夜勤帯が1人しかいない現場なんかがあらゆる意味で一番怖いのではないでしょうか。

霊的な意味での怖さももちろんあるのですが、不安という怖さもあります。

夜間に対応したことのないトラブルが発生すると変な汗が出ます。

そういう意味では日勤現場が一番、精神衛生上いいのではないでしょうか。

対応に困ったトラブルが発生してもすぐに責任者に相談できますからね。

しかも真っ暗になる前に帰れますし 笑

そんな現場に異動できれば最高です。

でも、日勤現場ってあんまりないんですよね 涙

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