ビルメンになって後悔したこと

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ビルメン業界に長くいればいるほど後悔が蓄積される。
僕はあと数年も経てば、ビルメン歴20年にもなる。

若いころを思うと「もっとああしていればなぁ・・・」と口にしてしまうことはよくある。

だからこそ、今ビルメンをやっている若い人達は僕と同じ轍を踏まないでほしい。
今回は自分の経験談から、ビルメンになって後悔した行動や考え方について紹介したいと思う。

目次

ゆるい環境でもだらけてはいけない

ビルメンの職場の時間はゆっくりと過ぎていく。
朝からガツガツ仕事をする人は少ない。

仕事を始める前の謎の休憩時間も存在するほど。
そんな毎日を過ごしていた若手の頃の僕はだらけ癖がついていった。

暇さえあれば携帯をいじっていたし、どっかの空調機械室で昼寝なんかもしていた。
若い時はそれでよかった。

でも年を重ねるたびに環境は変わっていく。
周りの友達が出世していく中、何も変わっていない自分に少しづつ焦ってくる。

一向に変わらない給料、上がらないスキル。
若い時にもっと意欲的に仕事を覚えていればよかったと後悔している。

系列系の大きなビルメン会社にいる人間ならまだしも、中小ビルメン社員であれば将来を楽観的に見てはいけない。
仕事中はできるだけ無駄な時間はなくそう。

後悔しないためのポイント
  • 空き時間に昼寝はやめよう
  • スマホを見る時間を極力減らそう
  • マニュアル知識だけでなく実務経験で得られる知識を身に付けよう

自分はそうならないと思っていないか?

若い頃、よく年配のビルメンから言われていた言葉がある。

「若い人がこんな仕事をしてちゃいけないよ」

で、だいたいそんなセリフを吐く人に限って仕事をしない人だったりする。
僕は内心「あなたみたいにはならないですから」と思っていた。

何の努力もしてないのにだ。
何の根拠もない自信は若さからくると思う。

しかし、ビルメン現場はネバーランドではない。
生きていれば必ず年を取るということを念頭において仕事のスキルを身につけることが大事だ。

あなたが今20代なら今の環境・状態で30歳になっても大丈夫だと言えるか?
僕自身もそうだが、いままで見てきた人たちは30歳前後で焦り始める人が多いと感じる。

もっと年を取ってから焦り始める人もいるくらいだ。
この気づきは若ければ若いほど有利に働く。

ビルメンは基本的に大きな給料アップは見込めない。
20代と30代の給料の差などないも同然の会社は多い。

そんな会社はさっさと資格を取って辞めた方がいい。

最近ではあの頃、年配ビルメンに言われたセリフを自分自身が言いそうになることがある。
そっか。きっとあの人も僕と同じ気持ちだったのか・・・

後悔しないためのポイント
  • 努力をしなければ冴えないおじさんビルメンと同じ状況に陥る。
  • 人間は生きていれば必ず年を取る。何のスキルも得ずに後悔することだけはやめよう。

社会人デビューみたいなまねはするな

ビルメン現場で新人が入ってくると始めはおとなしい子がいつの間にか大柄な態度になっている時がある。

周りが一回り以上年が離れている人間が多いので、いわゆるDQNといった天敵がいないのだ。
何を言っても基本的に年上はだまって話を聞いてあげるし、会話を否定しない。

実態不明のリア充アピールする子もいるが、仕事に向き合う姿勢をみると「本当かよ?」と思ったりもする。
そんな子に限っていつまでもビルメンやっているからわからないものである。

これは僕自身もそうだったから気持ちがわかる。

ビルメン現場では20代は重宝される。
周りがおじさんばかりなので若いというだけで、特別視されるところがある。

そのため、自分が特別な人間と勘違いして気持ちが大きくなってしまうのだろう。

後悔しないためのポイント
  • 20代はちやほやされがちだが勘違いしてはいけない
  • 等身大の自分を心がけて、背伸びした言動・行動はやめよう

現場異動を恐れてはいけない

ビルメンの仕事は毎日何の代り映えのない地味な仕事。
代り映えがないから代り映えのあることがいつのまにか苦手になってくる。

新しいことを始めるのが極端に怖くなるのである。
それはビルメンの現場異動で顕著に表れる。

現場異動の話をされると拒否する人が多い。
もちろん僕もその中の一人だ。

今の居心地のいい現場を離れたくないからだ。
しかし、現場異動は経験値を上げるためにしたほうがいい。

特に若手は率先して現場異動を経験してほしい。

ビルメン現場は閉鎖的な空間なので現場異動によるいろんな人間とのコミュニケーションやその現場の仕事内容を学ぶことで自分に自信がついてくるはずだ。

後悔しないためのポイント
  • 現場異動はピンチではなくスキルアップのチャンス!
  • いろんな人間との出会いがコミュニケーション能力や仕事の幅を広げられるツールになる

資格を取ってすぐに転職

もしあなたが今働いているビルメン会社に給料面で不満があるならば資格を取得してさっさと辞めた方がいい。

そもそもビルメン業界は、給料に期待できない。
中小独立系ビルメンになると年収300万円代が当たり前の世界。

意外と若手ビルメンは給料に関して楽観的に考えすぎている部分がある。

ボーナスの支給額の理想と現実の差にガッカリしている若手ビルメンは毎年のように見る。
だから若い時に資格を取得して、大手のビルメン会社に転職を考えた方がいい。

逆に30歳を超えても何の資格も持っていない人は今の考えを改めた方がいい。

後悔しないためのポイント
  • 目標ややりたいことがなければとりあえず資格の取得に励もう

夜勤時間なにしてる?

ビルメンは休みも多く、仕事中も待機時間が長い。
そのため、夜勤中や休みの日はダラダラ過ごすことが多い。

今にして思えば、この時間を有効に使えなかった自分に後悔している。

今僕が働いている現場の夜勤時間帯は、ほとんどの人が寝ているかスマホでゲームをしている人ばかりだ。

家でやっていることを場所を変えてやっているだけの日々。
きっと家に帰っても同じことをしているのだろう。

後悔しないためのポイント
  • 新人若手ビルメンでも夜勤時間帯をうまく活用できればスキルにおいて周りの人間を出し抜くことなど簡単
  • 家にいてもできることを仕事場でやるのはやめよう

20代ならビルメンを止めてみるのも手

20代の若者なら一回ビルメンを離れてみるのもいいかもしれない。
ビルメンをやっている時より充実感があるはずだ。

失敗したらまたビルメンに戻ればいい。
ビルメンの良いところはどんな人間も採用してくれる裾野の広さだ。

僕は21歳からビルメンをやってしまったが故、若い頃に違った仕事を選択してたら今頃どうしていたのか考えることがある。

今ビルメンをやっていて充実感があれば仕事を続けた方がいいが、そうでなければ冒険してみた方が将来後悔することはないと思う。

後悔しないためのポイント
  • つまらない、充実しないと感じたらビルメンを辞めてほかの仕事を経験してもいい

普通を目指せ!!

若い頃は何者かになりたいと思っていたし、何者かになれると思っている時期もあった。

それは地味なビルメン業界にいても同じだ。

しかしビルメンをやってる段階で何者かになれると思ってはいけない。

ビルメンをやっていいる以上、まずは「普通」を目指すべきだと僕は思う。

この年齢になって本当に普通になれことの難しさを痛感している。

後悔しないためのポイント
  • 叶えられそうにない理想より目の前の小さな目標を達成してみよう

最後に

20代はあっという間に過ぎていく。
目標を見つけて1日1日を大切に過ごそう。

何か一つでも該当することがあれば、今一度自分を見つめ直してはいかがだろうか。

僕も40歳を前にして今一度自分を見つめ直そうと考えている。

ちなみにビルメンあるある動画をYouTubeで投稿しているのでよかったら見てね(最後は宣伝でごめん)。

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